2019年7月12日

奈良の古刹 法華滅罪の寺 法華寺門跡

現在の本堂は、桃山時代の遺産で松や蘇鉄をあしらった前庭は池に映る鐘楼、南門とそれに連なる白壁は風格のある南都の寺院の趣きがある。
本堂の須弥壇上には、観音菩薩の化身と謳われていた光明皇后をモデルとした一木彫本尊の十一面観音像(国宝)を仰ぐ。平安初期の貞観彫刻の作と言われている。天衣の箸をわずかにつまんだ姿態と光背のかわりに一木一木の蓮葉を配した構成といい造型のおおらかさが美貌の皇后を思い浮かべてしまった。
本堂西脇間には平安時代の肖像彫刻の傑作、維摩会の本尊、乾湿維摩居士坐像(重文)、阿弥陀三尊が祀られいる。このほか天平末期の木造梵天、帝釈天頭、藤原時代の木造仏頭などもある。さらには平家物語に名高い横笛の可憐な像を見つけて驚かされた。愛読書でもある平家物語では悲恋の物語は多いが滝口入道と横笛の巻には心ひかれ嵯峨野の滝口寺へも時折訪れている。
この日は、特別公開の期間であり参拝した次第です。

本堂と護摩堂


鐘楼堂
南大門
名勝庭園は、京都御所内「仙洞御所」から移築されたとも伝わる名勝庭園は、特別公開となています。
基本的には杜若の名所として広く知られており、客殿や本堂の建築を望みながら池に咲き誇る花を期待していたのですが花はすでに咲き終わっていました。


名勝庭園の新緑

護摩堂と白壁と書院への道

古道一条通り佐保路を歩いたこの日は、炎天下で撮影には全く不向きな天候でした。
不退寺、海龍王寺そして法華寺と参拝し本堂では国宝や重要文化財の仏像を拝観させて頂き心もやすらぐ思いでした。大和の古寺は木陰も多く涼風が爽やかで一時の安らぎは疲れをいやしてくれました。訪れた古寺は花の寺としても知られていますので新緑ではなく花の時期か良かったようです。帰途は、のんびり平城京旧跡へと向った一日でした。

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