久しぶりにお初天神を訪れた。曇り空ですっきりしない天候だった。大阪駅にも近かったので酒も飲めないのによく誘われこの当たりで夜遅くまで徘徊したことを思い出した。雰囲気はあまり変わっていないようだ。
正式には露天神社という名称ではあるがお初天神の愛称で親しまれている。
創建は古く700年頃とされ、難波の八十島祭の旧跡とされている。八十島祭とは、天皇の即位礼の翌年に行なはれた皇位継承の儀式の一つで、その頃はこのあたりは島だった。とされている。
菅原道真が太宰府に流されるとき、「露と散る涙に袖は朽ちにけり都のことを思い出すれば」歌に由来している。
江戸時代露天神の心中事件をモチーフに近松門左衛門は、「この世のなごり、夜もなごり」と道行きわ語る人形浄瑠璃「曾根崎心中」を執筆し主人公お初の名前からお初天神として親しまれるようになった。
高層ビルと飲食街に囲まれた社であるが、1945年第2次世界大戦末期大阪駅の爆撃の際の銃痕が鳥居の下部に残っている。決して忘れてはならない歴史の痕跡である。
コメント
ここは大阪ですか。
一枚目以外は大阪というイメージが湧かないですね。
大阪も歩いてみたいです。
お寺や神社には大阪の古い歴史が残っています。機会があれば歩いて下さい。