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会下山遺跡その2

弥生時代の高地性集落遺跡会下山遺跡で発掘された焼土坑でトレンチは3.5メートル深さ1メートル幅は1.5メートル程度、相当な高温で燃焼された痕跡があり、鉄製品の製造が行われたのではないかと思われる。24日の新聞に掲載されていた。
その後訪れた際、芦屋市教育委員会の学芸員の方に確認した際、縞模様になった黒い地層を示しながら丁寧に説明を受けた。角度もあり陶器を焼く登り窯のような感じであった。
このような堀のような遺跡はこの横にも存在しているようだ。との解説を受けた。
2000年前にこの場所、標高170メートルの箇所で金属器を生産していた。ことが頷けるトレンチであった。
何を生産していたのか今後の研究に待つしかないようだ。
高地性集落として1956年に発掘された時には、弥生時代は稲作文化で低地で生活していた。200メートルもの高地で食料生産も不可能であり居住できねることは不可能だ。そのような集落はあり得ないと考古学会や学者から無視され闇に葬られようとしていた。だが机上の空論に踊らされず現地発掘調査により研究を続けた若い考古学者は瀬戸内海沿岸に弥生時代の高地性集落を発掘し弥生時代の文化として定着した高地性集落の歴史が、この会下山遺跡が発端となっている。と現代では定着している。
何度も訪れたがいつもは草や落ち葉に埋もれていたため、小さな高地性集落かと思ったが雑草も刈られ見違えるように観察しやすくなった遺跡から、発掘品も膨大であり尾根上でもあるが斜面も利用した相当大規模な遺跡ではないのではないかと思ってしまった。
自宅から歩いて45分程度の山にそれも登山の下山路としても歩いてきた所に、2000年前の人類にとって貴重な遺跡が国有林でもあるとしても破壊されず残っていることにいまさらながら驚かされた。

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