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乙仲通(3)






海岸通りと栄町通りの間に路地のような道路がある。
古くから「乙仲通」の俗称で親しまれてきたが、2008年6月に正式名となった。時折歩いていたが乙仲通りが正式だと思っていたので以外だった。
「乙仲」という名称が生まれたのは1939(昭和14)年とのことである。海運貨物を取り扱う業者はすべて海運業と呼ばれてたが、政府は戦時政策のため 汽船海運業、帆船海洋船海運業、水上小海運業、海運仲立業の4つに分類した。さらに海運仲立業は甲種と乙種とに分けた。
甲種は船舶売買の仲介業者をいい、乙種は船舶業者と荷主の仲介により貨物受け渡しを行う仲立業者で正式名は 乙種海運仲立業。略して乙仲と呼ばれた。
乙仲通には、この乙仲業者の会社がたくさん集まり、港の業務を行っていたが海運業の変遷により衰退した。その後、取り壊されたり阪神大震災で倒壊した建物が多く更地になったものも多い。しかし、最近はこんな空きビルにファッション雑貨や家具などの店舗か増え、一見して普通の通りなのですがビルの2階、3階にも瀟洒な店が入る若い人に好まれるようにきた。
現代的な町並みに変わっても乙仲通という名称は、かつての歴史を語り次ぐ場所として残っている。
歩いて見るとなんとなくほっとさせられる通りである。

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