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幼い日の像 八木重吉詩碑

阪急夙川駅近くの片鉾池畔に29歳で夭折した詩人八木重吉の詩碑が1980年3月に建立されています。
銘板にには「幼い日」
おさない日は
水がもの言う日
木がそだてば
そだつひびきが
きこゆる日
重吉
の短い詩が刻まれています。   

御影や住吉に在住したことは記録されていますが、西宮のこの地には建立されたのはなぜかです。重吉の詩に感動されたからでしょうか。白と黒の御影石の上品な造形美の詩碑は素晴らしいつくりです。
昨今の文学碑はとかくなぜ必要なのかその上品格もないものががやたらと多いのですが重吉の詩碑はそれ自体が作品でもあると感じさせられました。

幼い子供の表情が素晴らしいと感じさせられました。
二体の黒御影石の子供の像は見事に幼い子供を表現されています。

29歳というその短かかった生涯のために、彼の詩は、大正詩壇に生前詩集「秋の瞳」を刊行しただけです。結核を発病し療養中「貧しき信徒」を創作しましたが生前には出版されませんでした。
だが彼の詩は今でも童心のような純粋さと美しさをもって読む人の心に滲み入る2000を越える詩を残し今に読み継がれています。
日本文学、それも古典が好きでよく読んでいます。これも現代作品を書くものたちはリメークというか何作も発表してもタイトルが変わるだけのような作品が多く読み飽きてしまっているからでしょう。しかし重吉の優しい深い思いがこめられた作品も好んでいますが・・・
このような理由で文学碑を見つけると歴史上の価値あるものはどうしても撮影したくなります。またそのために訪問する場合があります。      


CANON IXY DIGITAL 510IS  

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