芦屋市民センター(ルナホール)は面と線の構成の調和が近代的な多目的ホールです。
2010年春耐震工事のため壁面も塗装されました。以前はツタも絡まっていても全体から受けた印象はスッキリしていることでが印象的です。1970年の建設ですが古さは感じられないたたずまいです。
コルビュジェに師事した坂倉準三氏は1968年に他界されているので、この建築のプランにどれだけ関わっていたかは定かではないのですが、坂倉準三らしい端正にして繊細、そして力強さが品の良さが表現されているように感じました。国際文化会館、神奈川県立近代美術館も設計されています。
坂倉 準三(1904年5月29日ー1969年9月1日)は日本の建築家である。ル・コルビュジエに師事し、モダニズム建築を実践しましした。1937年のパリ万国博覧会では、日本館の設計を手がけ、日本のなまこ壁を思わせるデザインとモダニズムの理念を統合し、海外でも高い評価を受けた建築家です。坂倉準三はモダニズムの精髄を継承するとともに、日本の伝統を新しい視点から創りなおすことに情熱を傾けました。
耐震工事により蘇ったように見える建物です。
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