新薬師寺は、天平19年(747年)聖武天皇の病気平癒を祈願して、高円山の麓に光明皇后により創建された寺院です。当初は、香山薬師寺、香楽寺とも呼ばれた古刹です。
山門を入ると、雅やかな格式のある奈良時代創建の本堂に圧倒されます。建物は国宝に指定されています。
この本堂に円形の高さ90㎝、直径9mの土壇が築かれ、壇上に奈良時代に制作された国宝の本尊薬師如来坐像と円陣に十二神将立像が安置されています。暗い堂内に入るとかすかな明かりののなかに薬師如来坐像と 宮毘羅大将 伐折羅大将 迷企羅大将 安底羅大将 頞儞羅大将 珊底羅大将 因達羅大将 波夷羅大将 摩虎羅大将 真達羅大将 招杜羅大将 毘羯羅大将の神将像が薬師如来を護衛しているように祀られている光景は感動の極みでした。古式豊かな日本の歴史の原点を堂内を廻り俗世間からしばし遠ざかることが出来ました。
鐘楼
香薬師堂の庭園
石灯籠と本堂
鎌倉時代に創建された山門からの境内の風景です。かっては萩の名所として知られていましたがほとんど見かけるが出来ないようです。
NikonD600 AF-S NIKKOR24-70 f2.8GED
コメント
こうして拝見しておりますと、奈良は奈良で京都とはまた違った雰囲気を感じます。
また奈良のどちらかを歩いてみたくなりました。