白毫寺は若草山、春日山に続いて南に連なる高円山(たかまどやま)の麓の台地にある。
鬱蒼とした雑木や萩の茂る薄暗い100段余りの古びた石段を上がると、眼下には奈良の町が、正面手前には矢田丘陵、その奥に二上山、信貴山、生駒山などの山並みが見渡せる。展望の素晴らしい寺として知られいる。
ずっと昔に訪れた記憶があるが、飛火野から新薬師寺を経て歩いたのだが、暑さのためかぼんやりしていたりのか市街の風景に見とれていたのか歴史の道の標識を見忘れて地図で確かめさせられた。
自然石を乱積した石段から振り向くと生駒山や奈良盆地の風景が遠望できる古刹です。
境内には、生駒山から信貴山そして亀の瀬渓谷で分断されそして二上山から葛城山、金剛山との大阪・奈良の県境の山並みが展望が可能でしばし休憩させられました。
「高円の野辺の秋萩いたづらに 咲きか散るらむ見る人なしに」 笠 金村
万葉の時代から高円山一帯はハギの花で知られ、万葉集に数多く収められている。9月の彼岸ごろ、土塀と石段に沿ってハギの花枝が延々としだれ咲く様は、自然豊かな白毫寺は、新緑に萌える季節も、燃え立つ錦秋も、それぞれに素晴らしい。また、春の五色椿が終わり、秋のハギ、10月から3月までは寒桜花の姿が秋の紅葉と季節の花が絶えることはない奈良の古刹です。次回はしつかり花の時期に参詣したいものです。
9月にと予定していたが残念ながら先日歩いて際の記録です。
NikonD600 AF-S NIKKOR24-70 f2.8GED
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