神戸の栄町通りから、筋ひとつ2号線の小さな路地は、かっては通りの名はなく誰ともなく乙仲通り」と呼ばれていた。
乙仲(おつなか)とは、海運貨物取扱業者(海運業者)の通称である。
最近では見かけなかった標識がある。
かつては港の貨物取引の仲介業者が集まっていたからである。
今でも「株式會社」「合資会社」などの表示が未だに残る路地のあちこちに、ビルの空室や倉庫を利用して、ファッションやバー、エスニック雑貨など、若い経営者が個性を生かした店が次々と誕生している。愛想のない建物と手作りの店の組み合わせ、ブティックやカフェの立て看板が並び、おしゃれな若者が歩いている。ビルの中に入ると古びた壁に囲まれた瀟洒な店が多い。
現在では、旧居留地の歴史的なビルを再利用したファッション街も、港に関連した産業資産の活用例だろう。そうした例に比べると、乙仲通りの変貌(ぼう)は大資本や行政の都市計画にかかわりがない点でユニークな町おこしであることを歩いて感じさせてくれる。元町通りや三宮センター街と異なり若い人の集まる街となっていくようだ。
乙仲(おつなか)とは、海運貨物取扱業者(海運業者)の通称である。
最近では見かけなかった標識がある。
かつては港の貨物取引の仲介業者が集まっていたからである。
今でも「株式會社」「合資会社」などの表示が未だに残る路地のあちこちに、ビルの空室や倉庫を利用して、ファッションやバー、エスニック雑貨など、若い経営者が個性を生かした店が次々と誕生している。愛想のない建物と手作りの店の組み合わせ、ブティックやカフェの立て看板が並び、おしゃれな若者が歩いている。ビルの中に入ると古びた壁に囲まれた瀟洒な店が多い。
現在では、旧居留地の歴史的なビルを再利用したファッション街も、港に関連した産業資産の活用例だろう。そうした例に比べると、乙仲通りの変貌(ぼう)は大資本や行政の都市計画にかかわりがない点でユニークな町おこしであることを歩いて感じさせてくれる。元町通りや三宮センター街と異なり若い人の集まる街となっていくようだ。
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