安治川水門で採用された形式はアーチ型水門といい、アーチ型の鋼製ゲートが上流側に倒れることで水門を閉鎖する。この形式の水門は通常の水門と比較すると航路の確保、耐震性、耐風性の面で優れているとのことです。
台風などで押し寄せてくる大阪湾からの高潮をせき止めるはたらきをもっています。海面より低い町が多く街を守るために防潮水門が数多く設置されています。
日本国内では防潮計画で設置され、基本設計を同一とする安治川水門、尻無川水門、木津川水門の3か所のみが存在しています。
この安治川大橋から眺めた水門全景です。建物と比較しても想像していただけるかと思います。
このアーチ型の主水門幅66.7m、高さ11.9mが稼働すれば、上流側に約50分かけて安治川をせき止めます。右側に見える副水門は幅17.1m高さ11.55mです。
水門作業試運転の際、見学可能ということですので一度巨大水門の稼働を観察したいものです。
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