有栖館の歴史
歌道・書道を究めた宮家有栖川宮家は、1625年(寛永2年)陽成天皇第7皇子親王により創設され1923年(大正12年)慰子親王妃の薨去により絶家となり、その後京都裁判所の仮庁舎として使用され移築。その後は旧京都地方裁判所の所長宿舎としてされ2007年まで使用され、現在は平安女学院により保存されています。
庭園は、2009年「植治」11代小川治兵衛氏ににより「植治の庭」として作庭されています。書院造りの屋敷の客間棟の西側には床の間と付書院を備えた二畳の上段の間のある12畳の座敷があります。この間に続く15畳の板張りの間は能舞台として使用できるようになっています。
通常は非公開ですがこの部屋から眺める植治の庭を眺めるために夏の特別公開の有栖館を訪れ満足させられました。
観光バスの団体で賑わっていましたが座敷の片隅で庭を鑑賞しつつ立ち去る時を待ちました。静かに撮影できました。
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