明日香時代の旧街道(上ツ道)門前に『史跡 元興寺塔跡』の碑が立ち、民家に囲まれた小さな空間に仮堂と塔跡があります。元興寺は、現在の明日香村にあった日本最古の本格的仏教寺院・法興寺(飛鳥寺)が平城遷都のときに移設されたものです。
江戸時代末期(1859年)に焼失するまでは、奈良の名所として知られ、基壇の配置を見ていますと伝承では72mですが、少なくとも興福寺の五重塔(約51m)をしのぐ高い塔であったことは間違いなさそうです。
現在は「極楽坊」「塔跡」「小塔院」の3つ別のお寺に分かれて残っています。後者の二つはそれぞれ東塔と西塔にあたります。塔跡が東塔、小塔は小塔院の名残だとされています。
花の寺としてもしられていてますがこの日は萩も見頃を過ぎ彼岸花があちこちに咲いていました。
コメント
歴史がありますから、私など知らない事ばかりです。
お恥ずかしい限りですが。
奈良の歴史は古く史跡や古寺もあちこちに散在していくますので私も勉強不足です。最近長く訪れることのなかった大和路の鄙びた歴史のある古寺を廻ることとしています。コロナ対策もありますが。これからの楽しみにしています。