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冬の京 南禅寺 南禅院雪景

 亀山天皇は、正応2年(1289)離宮で出家して法皇となられ、離宮を寄進して禅寺とし大明国師を開山とされました。ここは離宮の遺跡であり、また南禅寺発祥の地です。
 向かって左の奥に滝口の石組みが組まれ、上池は曹源池と呼ばれ竜の形に作られ中央に蓬莱島があり、下池には心字島が設けられています。記録によれば築庭当初には、吉野の桜、難波の葦、竜田の楓等が移植され、井手の蛙も放たれたと記されています。心静かに鑑賞する庭園です。


 鎌倉時代末の代表的池泉回遊式で、庭園は当時のおもかげを残し周囲を深い樹林で包まれた幽玄閑寂の趣は格別である。作庭は亀山法皇ともいわれ、早くから、京都の三名勝史跡庭園の一つに指定されています。
雪景色の歴史ある庭園は日本の原風景をしばらく堪能しました。



『京都坊目誌』も「林泉は山内第一とす。東に羊角嶺ありて、独秀峰を背ひ、渓谷より落る飛泉は注で曹源池に入る。樹木繁茂し、極めて幽静なり」と記されています。






無人で一人しばらく幽静な禅宗の庭園を鑑賞させられました。

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