近世以降に建造された寺社はすべて都市部であるが、飛鳥・奈良時代では由緒と歴史のある寺社は山岳地に建立されることで格式の高い寺院となっています。
その理由として仏教でも、世界の中心には須弥山という高い山がそびえていると考えられ、空海が高野山を、最澄が比叡山を開くなど、山への畏敬の念は、より一層深まっていったとされています。平地にあっても仏教寺院が山号を付けるのはそのような理由からであるとされています。
日本の神道においても、恐山や月山、立山、熊野三山など、死者の霊が死後にそこへ行くとされている山が各地に存在しており、それらの山々が信仰の対象となることがあり深い信仰が現在も続いています。
紫陽花の花を愛でそして大和平野をながめつつ坂道を歩き日本の信仰の原点を考えさせられました。
NIKON D3 AF-S VR NikkorED 24-70mmf2.8 G
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