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杏雨書屋

ビルの小さな入り口のそばに「杏雨書屋」という小さな金属製のプレートがあり、十三にあった筈だと思いつつ調べるとこの地に移転していたことを知りました。

公益財団法人武田科学振興財団(Takeda Science Foundation)は、淀川区にかって位置していましたが2013年9月に道修町へと移転しました。
 内閣府管轄の公益財団法人で武田薬品工業株式会社からの寄付をもとに1963年9月30日に創設され、「科学技術の研究を助成・振興し、国内外の科学技術及び文化の向上発展に寄与すること」を目的としています。またこの財団は「杏雨書屋」という図書資料館を有しています。「杏雨」とは、「杏林(医学の意)を潤す雨」の意です。大阪には数少ない貴重な知的な施設です。
100万冊におよぶ蔵書の80%は江戸時代の医学書という古さで国宝三点・重要文化財八点が含まれ杏林(医学)界を閏わす貴重な世界有数の東洋医書コレクションとして広く利用されています。




100年という歴史の重みのある1904年に建造されたルネッサンス様式の都市の品格でもある重要文化財である中之島図書館すら「あんなもん・・・」という軽い評価で廃止するというレベルの行政感覚では信じられない保存だった。さすが中之島図書館は軽はずみだったのか非難され価値を教え反省したのか継続させることになったのですが・・・・・
ちなみに中之島図書館は住友吉左衛門氏の寄贈による建物です。
大阪には、各界の専門の図書館が多々存在していますがこの杏雨書屋も馴染みが薄いものの社会貢献度の高い図書館です。


NIKON D600  AF-S   Nikkor20mm 1:3.5   NX2


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芦屋だんじりの歴史

戦前まで芦屋市内には8基のだんじりがあった。打出(かっては4基)、津知、三条の旧村落に1基、芦屋村の山芦屋、東芦屋 西芦屋 茶屋芦屋 浜芦屋の5集落の5基だった。 これらのうち、三条、津知の両村は近世以前、本庄9ケ村と称して現在の神戸市東灘区区域の村々(森 中野 小路 小路 北畑 田辺 深江青木)とともに保久良神社の氏子として、古くは5月13,14日の祭にだんじりを曳いていた。 打出のだんじりは10月17日に打出天神社の祭に、他の5基は10月15,16日の芦屋神社の祭に巡行が行われた。 このうち山芦屋、打出の2基は現存する。津知、西芦屋 茶屋芦屋 浜芦屋のだんじりは戦災で焼失し、東芦屋は解体、三条は売却された。 打出のだんじりは、近年まで天神社の祭日に境内南方のだんじり倉から出されて飾りつけられていたが、ここ数年は巡行が有志の手で復活された。  打出地車 翠ケ丘町 打出地車 親王塚町 一方山芦屋では、交通事情や曳き手不足で昭和36年から48年には地車曳きは断続的になった。しかし昭和48年山之町地車愛好会が結成され、今日では10月15,16日にもっとも近い土曜、日曜日に市内巡行が続けられている。山之町のだんじりは、明治9年製で明治40年頃兵庫区から購入されたもので、正面には素戔嗚尊ま大蛇退治、泥幕には義経の八艘跳や近江八景 脇障子には源平の敦盛と熊谷などの彫刻を持っている。また後方の小屋根の下には、賎ケ岳の戦いや加藤清正の虎退治が彫られている。だんじりは、昭和53年に大修理が行われた。また、装飾幕が2枚あり、古い方には龍や牛若丸、新しいのは南北朝の忠心(楠木正成 新田義貞 児島高徳)の図が描かれている。   山之町地車  阪神芦屋駅前 山之町地車  精道町 だんじり内では、太鼓 2丁鐘 半鐘が入り地曳きに際して、出発、廻る、前進、後退、宮入り 地囃子 の六種だんじり囃子が奏される。 1979年当時は芦屋市のだんじりは2基が現存していた。と30年近くの古い資料ではあるが芦屋の生活文化史(1979)にだんじりの歴史が記録されている。 その後の推移として記録すると 打出地車、打出地車愛好会が運営、神戸型。昭和9年(1934)10月16日、新調入魂式。大工は植山宗一郎。彫師は

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