奈良駅からのバスは、般若寺のの手前から京街道と別れて右手の山あいの田畑の中をしばらく走り山道にさしかかる。奈良から柳生の里や月ヶ瀬に通じる365個号線と表街道ではあるが起伏もあり険しさは増してエンジンをふかしゆっくりと登っていく。奈良では春日山のさらに東に続く柳生や大柳生など高原状の一帯東山中呼んでいる。標高は280メートルだという。この東山中の最初の峠を越えて下ると忍辱山円成寺に到着した。市内からおよそ30分の乗車であつた。
随分以前に浄瑠璃寺から立ち寄ったことがあるがこれほど起伏があったのかと最前部で眺めていた。
忍辱山円成寺のバス停で下車し道路沿いの檜皮葺の楼門を入ると前庭である。この庭園構成は平安時代の形式を残していて大和で最古の庭園遺構だとされている。
今回は、この庭園遺構と紅葉風景を撮影することを目的としていた。紅葉ははじまったばかりでで晴天と池とそして山の緑に囲まれて品格のある古寺であることを教えてくれた。
池のそばを歩きながらアングルを探して撮影することにした。
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