3度目ですが冷泉家の知人の方にお誘いを受けて10数名の方ととともに訪れる機会がありその前に、京都五山の名刹相国寺を訪れました。
秋の特別公開の天井にある狩野光信による蟠龍図が見事ですが鳴き龍としても有名な法堂、方丈そして夢想国師像を安置する開山堂と参観いたしました。相国寺の塔頭は12ヶ寺あるのですが一般の拝観は不可となっています。
あいにくの曇り空でしたが開山道の庭は龍淵水の庭と称されてここだけが見事な紅葉が見頃でしたのでしつかり撮影しました。
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次に訪れたのは今出川通りに面して唯一の公家屋敷として残る冷泉家です。前回は会合の幹事として皆様をご案内していましたので走り回っていましたが、今回は25代冷泉為人氏から冷泉家の歴史の説明を受けその後に係の方から公家屋敷を案内して頂きました。彼は日本文化を の保存継承を願う 若者で金春流の能楽師でもあり京大大学院生で海外でも能楽を演じているとの事でした。
写真も今回は撮影出来ましたが公開は遠慮して頂きたいとのことで貴重な写真もありますが掲載いたしません。
今回、京都市東山区の今熊野観音寺で11月9日、冷泉家の「長家(ながいえ)卿950年大遠忌 献詠法要」を営んだ。ことをお聞きしたことだった。
藤原長家(1005~64年)は道長の息子で関白・頼通らの弟で俊成の曾祖父に当たり、歌人のおおもと「本朝歌仙正統大祖」と位置付けられています。冷泉家が行う法要の対象者では最も過去の人物で、50年に一度、法要を営んでいる。
京都であっても「故人の直系の子孫が950回忌を営めるのは極めてまれと語られていました。
1000年の古都の 歴史をさりげなくお聞きしたが、日本の伝統文化の継承と新しい文化の形成のため典籍、古文書の管理そして建造物の修理等にご苦労されていることも今回もお聞きし行政の政策の未熟さが伝わってきました。上の間で冷泉為人理事長と10名で記念撮影した後、冷泉家を辞しました。
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