七宝山神恵院
本尊阿弥陀如来
香川県観音寺市
仁王門の右の柱には「四国 六十八 六十九番 霊場」と書かれ、左の柱には「七宝山 神恵院 観音寺」と二ヶ寺が書かれている。
大宝3年(703年)に、琴弾山の山頂で修行をしていた法相宗の日証上人が、海に浮かぶ一艘の舟を見つけた。その舟には一人の翁が乗って琴を弾いていた。翁は日証上人に「我は八幡大明神なり、宇佐より来たる。この地の風光、去りがたしと覚ゆ」と告げて、海を一夜にして竹林と松林に変えた。その神威に驚いた日証上人は、舟と琴を山頂に引き上げ祀ったと伝えられる。その時、琴弾八幡宮と名付け、併せて神宮寺も創建した。
養老6年(722年)には、行基菩薩が巡錫し、後に弘法大師もこの地に巡錫し、阿弥陀如来の尊像を描き本尊として安置した。その時、四国霊場札所に定め、寺号を琴弾山神恵院と名付けた。
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