「室の如く静かな津」ということで「室の泊」と呼ばれたのがその名の始まりと伝えられています。
『播磨国風土記』に、「コノ泊、風ヲ防グコト室ノゴトシ 故ニ因リテ名ヲナス」と紹介されています。奈良時代には行基によって「摂播五泊」の一つとされ、海上と陸上交通の要衝として「室津千軒」と呼ばれるほど栄え、花漆や友君の遊女の物語でも知られている港町でした。その名残は小さな町には似合わないほど多くの寺院と本陣跡、古式豊かな賀茂神社が残っているのみです。
現代はかき養殖、いかなごやエビ類が主な漁獲物となっています。この時期は牡蛎の食べごろですがあまり好きではないのでみぞれまじりの雨が降る午後に漁港を撮影しましたが漁船が200隻近く係留され活気のある港でした。
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