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打出小槌古墳

阪神打出駅近くの前方後円噴 打出小槌古墳(五世紀後半)の後円部を囲む濠が二重になっていることが発掘調査の結果判明した。築造時期は倭の五王が中国と交流していたころである。
また二重周壕は大王墓に多く見られる特徴で被葬者は大阪河内地方から機内と九州との玄関口にあたるこの地に勢力を拡大してきた大豪族と推定されている。翠ケ丘台地の最先端部で海上からは巨大な古墳は権力の象徴でもあったようだ。
打出小槌古墳から発掘された埴輪。現代彫刻と大差はなく造形美にしばらく見とれてしまった。
なお埴輪ははじめて公開された。
古墳の内濠(幅8メートル深さ0.8メートル)と外濠(幅1.2メートル深さ0.4メートル)。の実測調査作業風景。
古墳は1986(昭和61)年に発見され前方後円噴と推定されてきたが今回初めて後円部の発掘により全長75メートルの規模であることが判明した。
築造時期は古墳時代中期の490年頃で東にある金津山古墳(460年頃)においても二重周濠が発見され大規模古墳を築造するだけの勢力が2代にわたり継承されてきたことがこの発掘調査により判明した。  

前方後円噴の後円部分の発掘現場 

葺石は外濠を構成していたが崩れ濠のなかに埋められた。
15-16世紀に農地造成のため古墳は削平されているが発掘された結果古墳の葺石、周壕の状況から5世紀末の築造と判明したが、4.5日あとには埋め戻され住宅建設が始まり再び見ることができない。
発掘された土器の破片

NIKON D3000  DX AF-SNIKKOR 18-55mm 1:3.5〜5.6ED  ISO400RAW

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