比企山如意寺は約1000年前の開基の天台宗の古刹です。中世的な雰囲気の山里に位置していますが付近には西神ニュータウンの広大な住宅地がせまり神戸市営地下鉄が山手を走っています。最寄り駅は西神南駅です。
小高い山に囲まれ本堂は敷石のみ残していますが中世から近世にかけて寺坊24を数えるほど隆盛した当時の三重の塔、阿弥陀堂、文珠堂の建物が残されています。
三重塔
阿弥陀堂と対面した高台に建つ三重塔は三層各層に大日、釈迦、多宝如来が安置されています。
僧坊門より三重塔
阿弥陀堂
常行堂とも云われ天台宗の修行のためのお堂で阿弥陀如来を本尊としています。院政末期(12世紀末)に建てられた建造物です。
文珠堂
伽藍の南端に位置し縣造様の高床を持つ建造物です。聖僧文珠を安置する内部の逗子とともに応永13年(1406)頃の建立とされています。
五輪の塔
山門
鎌倉時代の仁王像も伝えられこの地が中世独自の文化が存在したことを教えてくれます。如意寺のたてものは国指定重要文化財に指定されています。
CANON IXY DIGITAL 510IS
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