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日本最古のビリケンさん 神戸松尾稲荷神社 


JR神戸駅から徒歩10分ほどの地に日本最古(大正10年)のビリケンさんが松尾稲荷神社があり祀られているとのことでお参りにいきました。
直ぐ近くにはハーバーランドの商業施設あり南には川崎重工業の造船工場が位置していますが、かっては湊川合戦(1336年)の際、楠木正成が松の木の下の祠に護符を納め戦に臨んだいわれから松尾稲荷神社となったと語り継がれています。

松尾稲荷神社のビリケンさんは、福の神、松福様として信仰されています。神戸元町の洋食店が客寄せに大正初期に造られたのですが余りにもの人気に混雑し大正の終わり頃に松尾稲荷神社に奉納されたとのことです。
松尾稲荷のビリケンさんは、七福神の大黒様のように米俵、打出の小槌、寶珠、背中に大判と和風折衷の造りとなっています。

 本堂には末社が祀られ提灯も奉納され古式豊かな神社であることを発見しました。歴史の比較的新しい神戸のこの地に神社の原型が保存されていることに神戸の歴史の深さも感じさせられて合掌しました。




1908年にアメリカの芸術家フローレンス・プレッツが制作した像で、彼女が夢の中で見た神秘的な人物の姿がモデルになっているという。その後「幸福の神様」として世界中に流行した。
日本では初代ビリケン像は 1912年(大正元年)、大阪の新世界に遊園地・ルナパークがオープンしビリケン像が置かれて名物となった。しかし、1923年(大正11年)にルナパークが閉鎖されるとそれ以降ビリケン像は行方不明となっている。しかしながら、ビリケンは日本全国に広まり、商家や花街では縁起物として流行した。
そのため松尾稲荷神社のビリケンさんは原型だと間違われたこともあった。

神戸随一の稲荷神社として商売繁盛、衣食住の守護神、縁談の神様として信仰されビリケンさんが90年に奉納されると福の神、病気平癒、学業向上の神様として信仰され続けています。
私も大きなローソクを奉納して健康であることの守護をお願いしたのですが・・・・・・

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