六道の辻は、松原通(旧五条通)が轆轤町にかかるところの辻のことで平安時代以前からこの辺り一帯から山麓にかけては、「鳥辺野(鳥部野)(とりべの)」といわる野辺送りの葬送の地で、亡くなった人を送る、僧侶が死者の霊魂に引導を渡す冥界への入口にあたる辻とされてきました。
現世と冥界の境界として、小野篁(おののたかむら)が冥土通いをしたという伝説の井戸がある六道珍皇寺(ろくどうちんこうじ)があります。ひなびたお寺で訪れる人も少ないのかひっそりしていますが小野篁の伝説を思い浮かべてお参りした次第です。
付近は愛宕念仏寺跡、地蔵堂跡、閻魔堂跡、姥堂跡、そして今も残る六波羅蜜寺、西福寺、幽霊飴の店が点在する建仁寺近くの小さな商店街が連なる静かな町です。
NEXでの撮影です強烈な個性があるのかどうも撮影が慣れず頭が切れたりハイライト部がとんでみたりいまだに試行錯誤しています。
SONY NEX-5 E18-55F3.5-5.6 OSS ISO 400 絞り優先
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