風の中の鴉
柳原 義達作 1984年
柳原氏の鴉、鳩の一瞬の動作をデフォルメしたものが多く、中でもこの作品は、柳原氏の指向する量の緊張感をよく表している。
LOLA
舟越 保武作 1980年
舟越氏の特徴である象徴的写実表現により、女性の持つ繊細さ、抒情性の豊かさをよく表している。
青銅時代
オーギュスト・ロダン作 1875-76年
整いつくされた姿勢でいて゜、若々しい青年の肉体の弾力と清楚な感触を含み、生き生きとした実感が充満している。画期的な力作で、初期の代表作である。
なお、作品名については青銅を使用した人類が原始的な洞窟の世界から姿をあらわしはじめた先史時代を象徴している。
着衣のフローラ
アリスティード・マイヨール作 1981年
肉体の表面を着衣で被いながらも裸像に近い造形内容にになっている。また、彫刻が存在することの確かさ、安らかさ、調和をみるものに感じさせ、さらに、あふれるばかりの生命感を持った作品である。
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