西方極楽浄土の様子を表した「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる中将姫伝説で知られる古寺です。
何度か訪れているのですが、當麻寺の歴史は明確ではなく奈良時代 から平安時代初期建立の2基の国宝の三重塔(東塔・西塔)があり、近世以前建立の東西両塔が残る日本唯一の寺としても知られています。
當麻寺はこの地に勢力をもっていた豪族葛城氏の一族である「当麻氏」の氏寺として二上山の麓に建てられたものと推定されています。金堂に安置される弥勒仏像と四天王像、境内にある梵鐘と石灯籠、出土した塼仏、古瓦などは、いずれも白鳳時代、7世紀後半の様式を示し、寺の草創はこの頃と推定されるが、創建の正確な時期や事情については正史に記録が見えず、明らかでないとのことです。さらに當麻寺自体の本坊はなく、中心伽藍は浄土宗と高野山真言宗に属する子院によって維持管理されている形態もここのみとのことです。
山号は二上山で境内には国宝、重要文化財として指定された仏像、曼荼羅そして建造物が境内に保存され格式のあるそして歴史の持つ重みを感じさせられる當麻寺でした。
NIKON D3 AF-S VR NikkorED 24-70mmf2.8 G ED
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