このレンズは、NikonF等で文献複写、接写で愛用したレンズでしたがその後使用することなく保管していましたが、今回試用し意外なことに50年前のレンズとは思えない発色の新鮮さに驚かされました。やはりガラスとプラスティックの差でしょうか。
しかし液晶画面ではピントの山が掴みにくく苦労もしましたが現像後の画像にはそれを忘れさせる程の感激がありました。Mリングもあるので等倍撮影も楽しみたいと思っています。
非Aiレンズの28ミリ、50ミリ、85ミリも200ミリもいずれ試用したいと思います。意外とクラシックレンズのカラーが斬新に思うのは私だけでしょうか・・・
「ニッコール千夜一夜」によれば、昭和31年(1956)にS型カメラよりマイクロニッコールが発売されました。NikonFの時代になり修正設計し焦点距離を5mm伸し「マイクロニッコール」の名を不動のものにした「マイクロニッコール55mm F3.5」が誕生します。
その後、昭和36年(1961)に、鏡筒単体で等倍まで撮影可能なマニュアルのタイプのレンズが発売されました。そして、昭和38年(1963)に光学系は共通で、レンズ単体の最大撮影倍率を1/2倍に抑え、オート絞り機構を備えたマイクロニッコールオート55mm F3.5が発売されます。このマイクロニッコール55mm F3.5はAiマイクロニッコール55mm F2.8が発売されるまでの19年間、光学系の基本設計を変えることなく販売し続けた。名品です。
sony NEX-5 Micro-NikkorAuto 1:3.5 f=55mm
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